実施当日の様子


フランス

第1回目 フランス / ミュゼット

どんな音楽かなでは講師「ラ・ゾーヌ」による20分ほどのミニコンサートを行い、フランスのミュゼットやオーベルニュ地方の伝統曲を演奏しました。最後にミュゼット発祥のオーベルニュ地方に伝わるダンスを一緒に体験してもらいました。続いてどんな国かなでは、フランスのオーベルニュ地方について、また現地ではミュゼットがどのようにして演奏されているかを、プロジェクターに画像を投影しながら解説。民族衣装や食事などについても触れました。最後の体験してみようでは、ミニコンサートの最後で一緒に踊ったダンスの振り付けの一部を、参加児童にグループに分かれて考案してもらいました。ここまでの話で印象に残ったモチーフを使って、オリジナリティーあふれる発表になりました。最後にボタンアコーディオンと打楽器の体験もしてもらいました。


講師の楽団「ラ・ゾーヌ」によるミニコンサート
講師の楽団「ラ・ゾーヌ」によるミニコンサート


モンゴル

第2回目 モンゴル / 馬頭琴・のどうた

どんな音楽かなでは講師・嵯峨治彦氏と仲間諸氏による20分ほどのミニコンサートを行い、モンゴルの伝統曲を独奏やのどうた、また馬頭琴とギターの合奏で披露しました。続いてどんな国かなでは、現在のモンゴル~チンギスハンや、元寇のエピソードをかみ砕いて解説したのち、遊牧民の移動型の家「ゲル」の生活の様子を、講師が現地を訪れた時の資料を交えて紹介しました。最後の体験してみようでは、のどうたで、舌の位置を変えながら倍音を出す仕組みを体験し、馬頭琴は2~3人1組のグループに分かれて演奏体験。お互いにアドバイスしながら、リズム奏法と馬の鳴き声を馬頭琴で表現する実践をしました。


講師・嵯峨治彦と仲間たちによるミニコンサート
講師・嵯峨治彦と仲間たちによるミニコンサート


トルコ

第3回目 トルコ・イスラエル / クレツマー

どんな音楽かなでは講師「ビロビジャン」による20分ほどのミニコンサートを行いました。トルコの9拍子の伝統曲や、ユダヤのクレツマー音楽を演奏しました。どんな国かなでは、トルコとイスラエルについて画像で紹介、現在のイスラエルは20世紀に入ってから新しくできた国で、クレツマー音楽は、かつて離散したユダヤ民族が、そこかしこの民族音楽と結びついてできた音楽であることを解説しました。体験してみようでは、トルコの打楽器「ダルブッカ」を体験。高い音と低い音を使い分けて、トルコの9拍子の曲にチャレンジしてもらいました。児童同士がペアになって、高い音と低い音はどのようにして使い分けるか、お互いに叩く位置をアドバイスしあいながら確認。最後に講師と一緒に合奏しました。


講師の楽団「ビロビジャン」によるミニコンサート
講師の楽団「ビロビジャン」によるミニコンサート


ペルー

第4回目 ペルー・ボリビア / フォルクローレ

どんな音楽かなでは、講師「ワイラ・タキ」による20分のミニコンサートを行い、ペルーとボリビアの伝統曲を演奏しました。珍しいアンデスの太鼓「ボンボ」の解説もありました。続いてどんな国かなでは、ペルーとボリビアについて、講師の岡田浩安氏が実際に現地で撮影した写真を交え、ペルーの人たちの生活の様子や、食事、生息している動物などについて解説・紹介しました。体験してみようでは、南米アンデス地方の民族楽器「サンポーニャ」を体験。初めてサンポーニャを手にする児童たちは、吹き加減に苦労しながらも2人1組で協力し合い、何とか音が出るようになりました。「きらきら星」を最後に皆で合奏しました。


講師の楽団「ワイラ・タキ」によるミニコンサート
講師の楽団「ワイラ・タキ」によるミニコンサート